10月19日。秋の気配が少しずつ深まる中、墨田区東向島の現場へ向かいました。
今回は、新築の3階建て住宅。どうやらここも、最近増えている「民泊」として活用される予定のようです。

現場に到着してふと思ったのが、「なぜ、追加工事を元の建築会社さんではなく、うちに依頼してくれたのだろう?」ということ🤔

新築であれば、そのままの流れで施工した方がスムーズな気もするのですが……。
こればかりは施主様の考えやご縁。選んでいただいたからには、しっかりと福原建築の仕事を全うするまでです。

そもそも「竪穴区間工事」とは何か?


今回のご依頼は、「竪穴区間」の設置工事です。
建築用語なので耳慣れない方も多いでしょう。簡単に言えば「火災時の安全を守るための壁」を作ること。

火の手や煙が階段などを通って上の階へ一気に回らないように、防火区画を仕切る大切な役割を持っているのですよ。

●延焼を防ぐための間仕切り壁

●炎を遮断するドアの設置

通常、中古住宅をリノベーションして民泊にする際によく発生する工事なのですが、新築の段階で別途追加になるのは少し珍しいケースかもしれませんね。
安全基準をより確実にクリアするための判断、といったところでしょうか。

たった一日の仕事、されど大工の意地



作業内容を並べれば、間仕切り壁を立てて、ドアを吊り込み、カウンターを造作する。
文字だけでみると「サクっと終わる」ように思えるでしょう。実際にも、現場は一日で形にしました。

しかし、この「サクっと」の裏側がなかなかハードなのですよ😂
しかも現場は2階。エレベーターなんて便利なものはない。

たとえ数カ所の壁を作るだけでも、持ち込む道具の量は相当なものなので、かなり大変なのですよ💦
これらを抱えて階段を何度も往復するだけで、かなりの体力を削られます。

「たかが一日、されど一日」

どれほど小さな現場でも、準備の手間も、道具の重さも、プロとしての責任感も変わりません。
狭いスペースにカウンターをピタリと収めた時の感覚は、何度経験してもいいものです!

次の工程へバトンタッチ

大工としての私の出番はここまで。
壁の形ができあがり、次はクロス屋さんの工程へ。白い壁紙が貼られれば、この空間も一気に「部屋」としての表情を見せ始めるはずでしょう。

東向島の街並みに新しく加わるこの宿が、いつか旅人で賑わう場所になることを願って。さて、次はどの現場が待っているだろうか。

福原建築合同会社では、ちょっとした間仕切りの追加や、法規に合わせた細かな改修工事も承っております。
お困りごとがあれば、まずはお気軽にご相談くださいね!