船橋市大穴北H様。
T病院様のお仕事でお世話になっている、H建材店様の寮リフォーム工事を担当させていただきました。
ご紹介くださったユタカ産業様、ありがとうございます🙇♂️
「歩ければいい」からこそ光る職人の工夫
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今回の現場は、築年数を感じさせる寮の床リフォーム。
特に廊下、キッチン、そして洗濯機置き場の床が、見るからにブカブカ。正直なところ、現地調査の際には「床が抜けたらどうしようか…」とヒヤヒヤしました💦
お客様からは、「寮だからなんでもいいわ。安く頼むわ。歩ければいいわ」というご要望。
しかし、予算やスピードが求められる現場こそ、私たちの腕の見せ所だと感じています。
廊下やキッチンは、既存の床の上から新しいフローリングを重ね貼りする「増し貼り」で対応することで、見栄えと強度が手軽にアップできるのがメリットですね。
水腐れした洗濯機置き場の「床下問題」
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最も頭を悩ませたのが、水回りの劣化が著しい洗濯機置き場でした。
ここはお風呂の出入り口にもなっており、長年の水濡れで床下まで傷んでいる可能性が高い状況でした💦
床を壊してみると、やはり土台が腐食し、新たに土台を入れ直す必要がある状態でした。しかし、そうすると費用と工期が増大してしまいます..。
そこで考えたのが、「既存のタイル張りの風呂の立ち上がり部分が強度を保っている」という点を活かした、独自の工法です。
土台の新設に頼らず、そのタイルの強度を利用して新しい床を構築。
お客様の「安く、歩ければいい」というご要望と、構造的な安全性を両立させるための、現場での知恵と工夫が詰まった判断でした。
挑戦したクッションフロア貼りと、地味な教訓
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床を補強した上で、仕上げにクッションフロアを自分で貼ってみました。
ここで一つ、地味ながらも重要な教訓が。フロアタイルを貼る感覚で、ついボンドを広めに塗布したところ、床の表面がボコボコに..。
そう、クッションフロアは薄く、均一に塗らないといけないのですね。
正直、完璧な仕上がりではありません。しかし、お客様は「歩ければいいわ」という言葉通り、仕上がりには大変満足してくださり、「H様も喜んでいたから良しとしよう」という着地になりました。
お客様の喜びが次の活力へ
今回の寮リフォームは、スピードや予算との戦いでしたが、最終的にH様から「また次は自宅のリフォームもお願いしたい」という、大変ありがたいお言葉をいただけました。
福原建築合同会社では、どんな小さなリフォームでも、現場の状況をよく見極め、お客様のニーズに合わせた最適な解決策をご提案しています。
他社でお断わりされたリフォームや、予算が厳しい修繕などでお困りの際は、ぜひ一度ご相談ください😊✨